偽デジタル写真屋日報 出戻り

日記鯖〜はてダ〜So-net Blogを経由して恥ずかしながら戻ってまいりました。

万能充電器はジャンク漁りの友であるというおはなし

定期的にジャンクデジカメ漁りをしているとですね、「本体のコンディションはいいんだけど充電器バッテリーがないので安い」案件というのによく遭遇します。
まあ実際に充電器もバッテリーも単体で買うとそこそこします。バッテリーは互換ものとかが割と流通しているので*1まあそんな出費せんでもどうにかなるわけですが、問題は充電器。純正だと3000円から5000円くらい、さらに中古充電器となると流通してねえわその割に半端に高いわで悩む目に遭います。ぶっちゃけ本体より高いとかザラなわけで。そこまでして買いたいか……?と自問自答した結果、普通に充電器の付属した中古を買う、というのがよくある流れ。でも諦めきれないこともありますね。あんま見ない機種だった、とか。
んでもってだいたい考えられる対策としては

  1. あきらめて純正を買う
  2. 充電器つき本体ジャンクを入手してみる
  3. 同じ充電池を使うジャンクを重点的に揃える

とかそこらへんになってまいります。

そこでこの万能充電器!

Amazonヤフオクを眺めていると、ちらほらと「接点を自分で動かすことにより複数規格のリチウムイオン電池を充電できる充電器」つーのがあります。こんなの。

ENERG マルチバッテリーチャージャー U-#016MBC

ENERG マルチバッテリーチャージャー U-#016MBC

こういうのがあると、ジャンクでよくわからんデジカメを拾ってきてもとりあえず充電できるんじゃね?という希望が沸いてくるわけです。希望が沸きました。ぽちっとなしました。

届いた

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今回買ったのは上記のEMT銘柄の品。とりあえず適当な電池を充電してヒャッハー!ってなっているの図。

いいところ

割と造りがしっかりしてます。スプリングもしっかりしてて、ホールドも割と安定。あと、電池のプラスマイナスの自動判定がついているので、寝惚けて接点間違えて充電して爆発!みたいな事故は起こらない……はず。たぶん。きっと。
あと、USB充電出力が脇に生えているので、旅先に持っていくときに荷物が減らせます。

微妙なところ

純正より充電電流が控え目なのでちょっと時間はかかります。あと、端子や電池形状によってはどうしても充電できねえのはあります。カマボコ型で平たい部分に接点があるような奴だと充電端子に届かないとかそういう。逆に言えば物理的な問題と電圧さえクリアしてりゃまあだいたいどうにかなります。コンパクトデジカメや携帯電話の「薄くて平べったいリチウムイオン電池」ならほぼ間違いなく充電いけます。あ、スマホ向けの馬鹿でかい奴は厳しいかも。要サイズ測定。

選び方のポイント

この手の充電器って結構種類があって、安いのだと数百円レベルから高いのだと1500~2000円弱くらいします。造りとしては接点さえ繋がって電流を通せればよし!ってことでもあるので最低限の充電回路と華奢でも接点さえ生えてりゃどうにかなる、のですが、もしこれから買われる場合は電池のプラスマイマスが自動判定されるタイプの充電器をおすすめします*2。いや目がよくて寝惚けない自信があるっていうなら激安のやつでもいいと思うんですけど、やっぱり充電絡みの事故はこわいっすよ。熱出るし。

この充電器がおすすめなひと

  • 細かいこと(非純正であるとか時間かかるとか)は気にしない
  • よく室内で紛失物が発生する
  • 年間10台以上中古デジカメや携帯電話を買う
  • 複数機種持ちで充電器が増えすぎてよくわからなくなっている

……えー、どう見ても廃人向け案件でした本当にありがとうございました。でもあれっすよ、ここんとこの買い物の中ではかなり満足度高いですし、ツボにハマるタイプの人には必携といっていいアイテムっすよこれ。特に充電器が増えすぎてる人、これ1台*3で整理で悩まないって考えるとちょっと魅力ないですか?

*1:いまどきのデジカメだとチップで対策してることもあるんで要注意。あと造りが甘い互換電池は物理形状が合わねえとかある

*2:だいたい商品紹介に書いてあるし、書いてなくても製品写真の充電端子部分にプラスマイナスの指定が書いてあるかどうかで判断ができる。価格としては1000円ちょいくらいのラインから保護回路が搭載されるぽい

*3:2台くらい買ってコンセント差しっぱなしにするというのも運用としてはいいと思う

おきらく枕元ノート:HP DM1-4000

購入理由

ここんとこ自宅ノートとして使ってた中古のVersaProなんですが、排気ファンがえれえやかましくて、枕元でだらだら使うときにはちょっと気になるレベルでして。腐ってもC2Dなんで遅さはあんま気にならんにしても、これから暑くなるというのにこの音はちょっとなぁ……と思って少しヤフオクを漁って入手しました。お値段7000円+SSDとメモリ代9000円くらい。円安め……。

どんなノートよ

豪華ネットブックというのが正しいのかな。AMDのE-350とか450とかE1-1200とかそのへんのノート向けローエンドCPUを積んだ安さ最優先のノートです。とはいえ、現行で売られてるTouchSmart10系みたいなタブレット派生の設計ではないので、メモリがオンボードだったりeMMCでディスク換装不可みたいな作りではないし、バッテリーも交換可能です。

どんな感じに使ってるのよ

OSなしで買ってるんでとりあえずLubuntu14.04を入れてます。インストールするときにハマった要素はあんまないです。内蔵無線も普通に動いてます。あ、Windows10のプレビュー版も割と快適に使えました。

よいところ

ネットブック派生のローエンド機種にしては割とまともなキーボードとスピーカーがついているところ。あとはツールレスで裏蓋が開けるのでメモリだディスクだCPUファンだ無線カードだっていうあたりが楽に交換できるのがよいです。メモリスロットも2枚あるんでその気になりゃ8GBとか積めますし(積むメリットはほとんどないけど。理由は後述)。 また、ハードウェアが割としっかり作られてます。廉価ノートには珍しくディスプレイは180度まで開きますし、ヒンジもいかついのがついてるのでラフに扱ってもだいじょうぶぽい雰囲気があります。まあその代わりしっかりした造りは全て重量にハネ返ってくるため、アンダー12インチノートの癖に重量1.5kgとかありますし、値段最優先なのでACアダプタもHP標準品のごっついのがついてきます。ずっしり。 あ、そうそう。割と電池は持ちますね。6セル載せた低消費電力ネットブックということで、だらだら使っても4〜5時間は使えるようです。この辺はSU9400クラスのノートといい勝負できるんでないのかな。

悪いところ

遅い。これに尽きます。ええ、GPUに力があってもCPUそのものの性能が辛いとWeb見るのが辛いんすよ。エディタで書き物するとか端末上で操作するとかしてる限りでは不満はあんま起こらないし、YouTubeやコメント抜きのニコ動程度なら全然違和感なく使えるんですけど、ちょっと負荷高めのWebアプリとか使おうとするとてきめんにつらいですね。なのでメモリを最大限積んだとしてもあまり嬉しいシチュエーションはないと思った方がよいです。オンボードビデオに食われる分があるんで4GBくらいはメモリ積んでおいた方が快適に使える機体だとは思いますけど、それ以上積むのは趣味の世界ですね。 それよかSSD積んだ方が快適す(当然ながら速いSSD積んでもあまりメリットは出ねえす。標準クラスのSSDで必要十分)。 ついでに。これは趣味の部分があるんで一概にどちらがよいとも言いきれませんが、液晶が光沢なので自分の顔が写り込んでたまにつらいです。動画ぼんやり眺める用途なら悪くねえんですけど。

罠ぽいところ

Lenovoとかもそうですが、HPもご多分に漏れず非純正無線カードに対してプロテクトがあるようです。本国HPでメンテナンスマニュアルのpdfがあるんでそっから対応パーツを確認するとよろしいかと。 あと、これは初期BIOSの問題なんですけどCPUの周波数制御がおかしいんだかなんだかですぐ熱暴走しました。最新BIOSに更新したらかなりまとも、というか普通の熱量に落ち着いたので中古購入時はまずまっさきにBIOS更新かけましょう。

出戻ってまいりました

いやね、家接続に使ってたSo-netを解約しようと思ったら接続アカウントにひもづけされてたSo-netのblogも巻き添え食らって死ぬとわかりまして。まーせっかく書いてたレビュー記事くらいはエクスポートかけないとなあ、と思って思い浮かんだのがここだったというorz
日常「#はてなとかよくわかりません」とか書いててこれなので、長いことアカウント抱えてるとあんまり頭回らなくなるのだなあと思いますよこの野郎!!1

んでもって。ここは基本的にはSo-netで書いてたレビューの倉庫として使ってたまになんか長いの書こうと思ったら書き足すくらいの使い方でいこうかなと考えております。あんま難しいことは考えない方向で。

自宅用PCを久々に更新する

なんでPCを更新したのか

ここ3年ほど使っていたVAIO Fがそろそろ延長保証が終わるのと、最近自宅では外付けHDDだ外付け液晶だと繋いで使ってたんで、そこまでいろんなもん繋ぐんだったら別にノートじゃな くてもいいよなあ、それだったら小型のタワーにディスク全部積んだ方がいいよなぁ…という気分になりまして。で、それだったら久々に自前で組むか!と相成りました。

というわけで以下アフィリエイトリンク多めでお送りします(最近真面目にアフィリエイト活動してなかったし)。

今回組んだ構成

 

CPU AMD A8-7650K (13000円強)

今回組むにあたって「とりあえずAMD kaveriが面白そう」てえのがあったのでAMDのAシリーズのどれかで考えてたんですね。

最初はTDP落とせる奴(cTDP対応)で定格そこそこ速い奴、ってことでA10-7800 or A8-7600あたりを考えていたのですが、ちょうど「そこそこ安くて倍率ロックなくてcTDP使えるCPU」としてA8-7650Kが発売された直後な ので後先考えずこれにしました。

CPUクーラー Thermaltake Nic L31 (3000円ちょっと)

サイドフローで高さが140mm以下で120mmファンついてるの、という条件で探したらこれになりました。ちょっとヒートシンクが華奢だなあ、とかファンの形に癖あるから換装めんどそうだなあ、とか思うところはありますけど、小さくてファンサイズがそこそこあるのはありがたいかな。クロックアップしてぶん回したりしなければ静かです。

マザーボード GIGABYTE GA-F2A78M-D3H (中古、4000円)

元々MicroATXでメモリ4枚積めればなんでもいいや、くらいで考えてまして。ちょうどソフマップ.comの中古で馬鹿安なのが出ていたのでえいやと購入。んで買ってから気付いたんですけど、CPUサポートリストにA8-7650Kって載ってないんですよねこの板…。

最悪買い直しだなーとびくびくしつつとりあえず組んでみたところ、とりあえず普通に起動してCPUも認識しました(購入時BIOSバージョンはF2、最新はF4)。一番古いBIOSだったらあぶなかったかも。

メモリ G.Skill F3-2400C11D-16GXM (DDR3-2400 8GB x 2、18000円弱)

とりあえずAMD Aシリーズはクロックアップメモリ積んでナンボ、という話は聞いていたのでDDR3-2133あたりのメモリを適当に買おうと思っていたらこいつが秋葉原でやたら安く出ていたので購入。XMPプロファイルを読ませるだけであっさりDDR3-2400設定で回っております。これが一番高かったんで外れたらどうしようと思っていたんですよね…。

HDD 手持ちのものを流用

…のつもりだったんですけどその後ちょっとチェックしたら稼働時間が3万時間越えてることに気付いたんでリプレース用として東芝MD04ACA200 (2TB)を調達。

SSD Crucial M500 (240GB)

ノートの起動用に使ってたのをそのまま流用しました。

ケース ヤフオクに出てたMicroATXのミニタワー

電源未使用のものが出てたので落札。元々今回電気食う構成じゃないんで箱がしっかりしてりゃなんでもいいやくらいでしか考えてません。

組むときにハマった点

めずらしいくらいハマり要素がなくて拍子抜けしました。強いていえばバックプレートを使うタイプのクーラーを使ったことがなかったんで、クーラーの組み立てにしばし時間がかかったくらい?「サポートなしのCPU」とか「クロックアップ仕様のメモリ」とか引っかかりそうな要素がいろいろあった割にはそこらで 引っかからなかったのは助かりました、ええ。

なんでAMDなのよ

別にIntel嫌いつーわけでもないんですが、前に組んでた自作機もPhenomだったりAthlonだったりDuronだったりなので、まあ慣れという か親近感があるんですね。というか、AMDのCPU買う値段でIntelのCPU買うと確実に1ランク落ちになるのが萎えるんですよ。いくら「いまのi3 は速いよ」と言われてもさあ、みたいな。

ネットや雑誌上のレビューだとシングルコア性能が圧倒的に落ちるからダメ扱いされるCPUですけど、んなもん「シングルコア性能よりも4コア+ちゃんとGPU使うことが前提」の設計のCPUに力説されてもしょうがないじゃないすか、ねえ。

きちんとメモリと速いSSDを積んでやれば日常生活で重く感じるシチュエーションはまずないですし、現行AMD Aシリーズに限っていえばGPU支援がつくソフト(いまのwebブラウザはほとんど支援ついてるから日常生活で恩恵受ける状況、多いですよね)を使えば似 た価格のIntel環境より同等もしくはそれ以上に速いす。

あと、「熱量少なくて総合的に速いPC」を組もうとした場合はAMDの方が楽なんじゃないかな。標準設定だと計算負荷がかかったときに盛大に電気食いそうな挙動をしますが、BIOSで調整してやると「TDP低めでそこそこ速いクロック」といった設定で常用することができますから。

AMDのCPUは画像処理に使えるか否か

元々レタッチだの現像だのでPCを使う人間なので、メインの作業機には「とりあえずCapture OneとAdobe各種ソフトが快適に使えること」が要求基準になります。

んで、結論としては「Adobeものであれば速いメモリをちゃんとおごってやれば普通にいける」。オンボードビデオカードが強力なので割とでかい画像でもきびきびと表示しますし、フィルタ処理の類はGPU支援が効くので結構速いです。別にDDR3-2400じゃなきゃだめってことはないですけど、メモリ のランク上げは上げた分確実に表示速度に効くのでせめてDDR3-1866、予算とつりあうならそれ以上のメモリは狙っていいんじゃないでしょうか。

んで。今回劇的に恩恵を受けたのはCapture Oneの現像速度。このソフトは現像処理に対してOpenCL支援がつくんで、CPUの速さ以上にビデオカードOpenCL性能が効くんですね。前使っ てたi7 Quad+GeForce搭載のVAIOより現像速度が数割短縮できたのには感心。

とはいえ、世に多数あるRAW現像ソフトの大半はCPUパワーにものを言わせるものが大半であるので、「AMD面白そうヒャッハー!」で飛び付く前に日常使っているソフトがGPU支援(特にOpenCL対応かどうか)はきっちり調べた方がよいでしょう。CPUのみで計算させる系のソフト使うんだったら圧倒的にIntelのが速いってのは事実なので。

あ、そうそう。たぶん3D系のソフトでもソフトによって「こんな安い構成なのに快適!」みたいな状況は見出せる予感はあります。

将来の面白さか、いまの快適さか

結局AMD Aシリーズみたいな「オンボードビデオ性能が異様に高いけどほかは普通のCPU」つーのは将来GPU支援がつくソフトが世の大半を占める、みたいなことに なっていかないとその恩恵を受けにくいのは確かだと思うのです。なので「新しいOSや新しいソフトでどんどん快適になっていく可能性」に乗れないとあんま 積極的にAMDじゃないといかんってところにならないのは今のAMDの厳しいところですよね。

ただまあ日常PC使ってて快適さに効く部分として「表示がさくさくしている」というのがあるのは間違いないところであると思うので、大画面表示や複数画面表示をしても表示がもたつかないAMDのメリット、てえのはあると思います。

一方「いまのソフトが快適に動くためにはCPUの計算能力が必須」てえ場合はIntelのアドバンテージは当分続くでしょうねえ。ただその場合 「Intelのちょっと前のCPUでも困らん」という状況もあったりするわけで、そうすると新規で組むモチベーションは上がらなそうですね…。

22MP65VQ-P レビュー続き


LG Electronics Japan 21.5型 AH-IPSシネマスクリーン、ブルーライト低減モード+フリッカーセーフ+省エネ機能搭載、22MP65VQ-P

LG Electronics Japan 21.5型 AH-IPSシネマスクリーン、ブルーライト低減モード+フリッカーセーフ+省エネ機能搭載、22MP65VQ-P

  • 出版社/メーカー: LG Electronics Japan
  • メディア: Personal Computers

というわけでしばらく使ってみての感想をちらほらと。

  1. ブルーライト軽減機能は割と使える
    写真いじるときは明らかに色が変わるんで使えませんが、だらだらウェブ見るときくらいならそこそこ目が楽になります。かなり赤くなる「低減1」より多少色温度が下がるくらいの「低減2」がおすすめ。
  2. スタンドが抜けねえ!
    モニターアームを某所で頂いたので設置しようとしたらスタンドが抜けなくてですね。「LG スタンド 抜けない」とかのワードで検索するとちらほら事例があるんで、この機種に限らずスタンドの抜けにくさはメーカーの特性と言えるのかもしれません。
    ちなみにこのモニタの場合、割と力技で解決できます。一応モニターに直接当たる部分にスタンドを引っかけてる爪みたいなのはありますが、最終的にはまっすぐ力入れて抜くことになります。モニターに傷つけたりしやすそうなので、アーム使用を検討されてる方は最初からアームを買ってスタンドを使わない解決法を強くおすすめします。
  3. アームに着けると見違える
    元々スタンド以外のデザインはすっきりしているので、アームに着けるとお値段1割増しくらいに見えます。LGのロゴが目立ちすぎる!ってひとは黒テープでも貼ってください。

LG製21.5型モニタ 22MP65VQ-P レビュー

購入動機

いま使ってるノート(VAIO F 3D)のFHDパネルで書き物やQGISを扱うのは目が辛くなってきた(文字の小ささ的な意味で)ので、外付けモニタを使って状況が改善できるのではないかなあと思いまして。あと、いまの小型IPSモニタって昔に比べて劇的に場所を食わないので、これだったらうちのPC机でもどうにか設置いけるんじゃないかなという期待が。 いやね、うちのPC机ってCRT自体の骨董品(17型CRT対応!)でいまのワイドモニタとか置けない設計なんすよ。場所だけどうにかなるなら24でも27でも選択肢は豊富にあるんですがね…。

価格

ツクモ店頭で税込1万5千円くらいでした。21.5型IPSとしては一番安いクラスですね。ハンドキャリーで持ち帰ってもあまり辛くない軽さなのは助かりました。

第一印象

軽くて薄い!なんせ前使ってたのはL885(重量9.2kg)なんで3分の1くらいになるんじゃないすかね。LEDバックライト効果すげえ。 ただあれすね、軽くて安い分スタンド周りは相当チープです。ぺなぺなのプラスチックだし、上下方向に動かないし。とっととアーム付けろってことでしょう、これは。 あと枠がかなり細いんでデュアルディスプレイ向けとして使ってもあんま違和感なく使えるんじゃないでしょうか。視野角広いし。

接続

D-Sub x 1、DVI-D x 1、HDMI x 1。これからのことを考えるとDVIがHDMIだったりDisplayPortであった方がよいのかもなあと思います。いまはDVIにHDMI変換かけて使ってます。HDMIの空きは残したいので。

フリッカーフリー液晶・ブルーライト対策機能に効果はあるか

正直分からんです…。確かにちらつきはあまり感じませんが、IPS液晶独特のつぶつぶ感はあるので、そっちから来る目への影響はあるのではないでしょうか。あと、ブルーライト対策モードは素直に眼鏡かけた方がいいと思います。

発色

一番驚いたのがこれ。sRGBほぼぴったりの色が出てます。 確かに公式の特徴で「キャリブレーション済み」とは書いてましたけど、RGBのぶれがほとんどなくてグレーが濁らないので、写真の色チェックに十分使えます。こんだけ整った状態で出荷されるなら経年校正かけるときもあまり大きい補正量にならないんじゃないかな。優秀です。 ただし、シャドー部やハイライト部のぎりぎりのグラデーションは飛び潰れしやすいかなー。ここのトーンが綺麗に出ることを期待するならもっと高いランクの商品にするべきでしょう。

ここが良くないよ

スタンドの安さともう一点気になったのが「タッチセンサー式操作パネルの使い辛さ」。これはこの一点だけでダメ商品する人がいても不思議はないくらいです。触り辛いのもそうですし、押し過ぎて目的のメニューに辿りつけなかったり違う設定選んだりと、かなり操作に難儀します。可能なら店頭で試しに触ってみる方がいいでしょう。 あとこれは製品そのものでなく21.5型モニタというジャンルに言えることですが、置き場があるんでしたらもうひと回り大きいモニタのがいいと思いますよ。値段ほとんど変わんないし。

同クラスの液晶との比較

21.5型でIPS積んでて2万以下で、という時点でLG製のパネルを積んでいることは確定しているわけで、正直どれを選んでもなあというのはあります。好みと入力端子の数で選んでしまっていいよなあと思うわけですが、そんな中でぎりぎりまで迷ったのはこのへん。

PHILIPS 224E5QHSB/11

PHILIPS 21.5型AH-IPSパネル採用ワイドディスプレイ 5年保証付 224E5QHSB/11

PHILIPS 21.5型AH-IPSパネル採用ワイドディスプレイ 5年保証付 224E5QHSB/11

  • 出版社/メーカー: Philips(フィリップス)
  • メディア: Personal Computers
店頭で見ていて色が比較的まともだなあと思った機種その1。HDMI x 2とVGAという入力端子や5年保証というなかなか魅力ある造りです。実際好感触のレビューを書いてる人も多いですね。こちらの設定はふつーのボタン操作なので、LGの操作系がダメな人の選択肢として最有力なのでは。色もちゃんとしてるし。 今回は在庫と価格の折り合いでLGにしましたが、正直どっちを選んでたかはぎりぎりまで分からなかった機種です。

AOC i2269VWM

AOC 21.5インチ AH-IPS低反射液晶モニター i2269VWM AMV2269W0M-GP3R

AOC 21.5インチ AH-IPS低反射液晶モニター i2269VWM AMV2269W0M-GP3R

  • 出版社/メーカー: AOC
  • メディア: Personal Computers
比較的まともだなあと思った機種その2。DisplayPortがついてるのでMacbook持ちのひとのサブモニタとして優秀なんではないでしょうか。あとこれも案外色がまともでした。

このモニタが向いてるひと

  1. 写真をいじりたいけど金と場所がないひと
  2. 多少の不便(操作系とかスタンド)は気にしないひと
  3. 運用でどうにかするのは日常!って心意気のひと

このモニタが向いてないひと

  1. 完璧主義者のひと
  2. 細部が気になるひと
  3. 買い物に時間がかかるひと

買いか否か

アンダー2万のIPS液晶機がここまで優秀だと思ってませんでした。今回とりあげた3機種とも基本的に買って後悔する性質のものではないのでないでしょうか。あとはサイズと相談ですね。おすすめ。

良い意味でのカタログ誌仕事:CAMERA magazine 2014/05

エイ出版のカメラ関係書籍は基本的にカメラが主語で写真は二の次感が高いので嫌い(写真はたくさんセレクトしてでかく見せてるんだけど、それがカメラ話するためのマクラに使われるんですよねここの本)なんですが、今回のカメラバッグ特集はカタログ的にモノの話をする媒体と非常に相性が良いなあと思わされて買ってきちまいました。

従来の写真雑誌が「あの人のカメラバッグの中身」って特集を組んだら各地で活躍する写真家のバッグを特集ってなりますが、この雑誌の手にかかるとまずまっさきに出てくるのが石井正則さん(写真にのめり込んだ結果暗室作って大判に手を出しちゃったタレントさん)。いや確かに写真家ではないけど写真好き芸能枠の人にするにもちょっと、みたいな人をセレクトしてくるのはよく見てるなあと。

他にも一線級の写真家さんに混ざって写真の好きな会社員さんだとかカメラ店のひとだとか「カメラを常時持ち歩きたいけど普段それ以外の荷物の方が多いひと」を多くセレクトしているため、普段の荷物にどうやってカメラを紛れ込ませるか苦闘している写真趣味会社員おじさんの参考資料としてなかなか使えそうです。おすすめ。

カメラマガジン2014.5 (エイムック 2845)

カメラマガジン2014.5 (エイムック 2845)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2014/04/19
  • メディア: ムック