偽デジタル写真屋日報 出戻り

日記鯖〜はてダ〜So-net Blogを経由して恥ずかしながら戻ってまいりました。

2025年軽く振り返り

以前売った買ったエントリーとかよく書いてましたが、もうちょい緩めに今年の振り返りを。

労働

泣きが入るレベルで忙しかったんで、そろそろマジで弟子取りたいです。アナログデジタル問わず、現像とレタッチ覚えたい若者来たれ。 あとはシンプルに難易度の高い仕上げが増えて頭の負担が増えてますね。血管切れたりしなきゃいいなあぽわわ。

生活

腹筋と背筋をつけないと、腰が、やばい。 あとは背中が固い・呼吸が浅いというのを意識的に改善していかないと近いうちにアカンことになりそうです。風呂の後にストレッチが必須な年齢。とほほ

買い物

スマートウォッチからふつーの腕時計に回帰しました。通知が多い人がスマートウォッチを使うと腕の振動に気がとられて全然休めねえ。という気付き。 ちなみに時計そのものにこだわりはあんまないので、CASIOの安いのとか大昔使ってたTIMEXやSEIKOの安いやつを電池交換・バンド交換しつつ使ってます。

写真方面

趣味の方はフィルムの比率がまた上がりつつあり。これは一時期K-3 III Monochromeを使ってしまったのが悪いんですが、「特性曲線に癖があるモノクロセンサーに苦労するくらいなら最初っからフィルム使った方がいいんじゃないの?」って結論になっちまったんですよね。 あと、モーターが付いてないレンズの所有比率が上がりました。なんぼ描写がよくたってガラス玉以外の要因でトラブル起こすレンズは欲しくないんすよ。キットレンズくらいかな、今手元で残ってるの。

てか今のデジタルカメラ向けレンズって

ほぼ使い捨て(OHが出来ない・出来たとしても元通りの精度が出るか怪しいくらい初期の組み立て精度が厳しめに作られてる)な癖に数十万するの、あれ皆納得できてるんすか…?

2025にフィルムとどう付き合うか

一般の人が中判をやるならそろそろギリギリかもしれません。いやフィルム処理代とかはそこまできつくないんだけど、「ちゃんと安定して使える中判」がクソお高いので。いやスプリングとか戦後すぐの国産二眼レフで構わんってならまだそこまでえぐいことにはなってないんですけどもさ、マミヤ7とか今から中古で手を出すのとか、無理じゃんすか。富士のGS/GW/GSWあたりとかもいっときから比べたら冗談みたいな値段だし。直し切れるかどうか怪しいラインのカメラにウン十万突っ込むの、流石にお勧めしづらいですわ…

じゃあ35mm判はどうなのさ

カメラについてはぼちぼち本気で直せない電子カメラとか出てきてる感がありますんで、ヤフオクとかメルカリで拾ってくる難易度は上がってると思います。あとモルト劣化とかプリズム劣化みたいな転売屋だと引っかけきれないタイプの個体がだいぶ増えてるような。 フィルムは、富士フィルム純正とかポジフィルムにこだわらなければもうちょいやっていけるんじゃないでしょうか。あとねえ、そろそろ「デジタル耐性がないという理由でボロクソに言われたフィルム向けレンズ」は再評価されてもいいと思うんすよ。フィルムならすごく綺麗に写るレンズが投げ売られてるのを見るの、あれなんか考えちゃうんですよねえ。

とか言ってる癖に

今年マミヤのC330とコンバーチブルホースマンに手を出してしまいました…。特に後者は今から手を出すか?っていうくらいには酔狂。レアだけど値段つきません(悪い意味で)。

来年の目標

健康維持と部屋の空間確保。あと、「本当に使いたいもの」以外の見切りを早くしていきたいですな。写真はねえ、なんか機材がどんどん過去に遡ってるんすよねえ。50〜60年代国産機はいいぞ(死んだ目)

Canon最後の2焦点フィルムコンパクト機 Autoboy BF80レビュー

なんでいまごろこんな情報を

いやですね、先日(つっても下書きのまま1年近く寝かせてたので実際は24年初頭)ハードオフのジャンク箱から救出してきて「これはいいものだ」感を得たんですが、なんせ情報がないんすよ。

なので分かるものだけでも書き残しておこうというそんな話です。

BF80を正面から見た図。フラッシュ保護用のパネルがなくなってたんで透明テープで誤魔化してます
軍艦部。さっぱり。フィルムカウンターが可愛いですな

公式情報

オートボーイ BF80 - キヤノンカメラミュージアム

Canonは古い機種でもちゃんと情報を残してくれてえらいですね。公式ベースで過去機種を追う場合、RICOH(ただしPENTAX系の資料は探しづらい。この辺は合併の影響でしょね)とOLYMPUS(機種の特徴は分かるんだけど仕様が分からないのが惜しい)が比較的探しやすいです。

写真事業をやめたKONICAMINOLTAはしゃーないにしても、Nikonはもうちょっと過去機種情報の整備をしていいと思うんですがどうか。

機種概要

1995年発売の2焦点式オートフォーカスコンパクトフィルムカメラ。当時の発売価格は24800円。ええ、当時でも廉価機種です。ていうかつい最近まで存在を知りませんでした。

そもそも「1995年に2焦点式コンパクトカメラが出てた」ということがすごい話で。この頃のメインストリーム機種ってAutoboy LUNAあたりの「ちょっとシュッとしたズームレンズつきコンパクト」がメインで、廉価機があるとすると単焦点の固定焦点機とか。そもそも2焦点レンズ機というジャンル自体、80年代終わり〜90年代初頭の「ズームレンズが出る前のつなぎ的存在」という印象が強いわけで、よく95年に出したな?感がとても強い、そんなカメラです。

そもそも2焦点機ってなによ

21世紀においては、そもそもこのタイプのカメラの作り自体がわからん人の方が多そうなので補足しときます。2焦点レンズってのは、28〜40mmあたりの単焦点レンズにテレコンバーター的なレンズを入れて「ボタンひとつで望遠に!」という機能を実現したカメラです。利点としては「望遠側でもあまり暗くならない」とか「構造が比較的シンプルで組込みやすい」とか。テレビ通販なんかで「こんなに大きく撮れるんです!」みたいな宣伝、やってましたよね。

で、難点はご想像通り「広いのと狭いのの間で撮れない」。というわけで、ズームレンズの普及とともに歴史に埋もれていきました。いいメカニズムでした。

使った印象

ガワは標準的なコンパクトカメラのそれなんですけど、光学系がシンプルなせいか軽いんですわ。95年当時で「大きさの割に軽い」っていうと問答無用で安物認定を受けただろうな、と思います。でもね、軽さは正義です。「小さくて重い」機種って、結構レリーズ時にブレを招いたりするんですよ。

ファインダーが比較的大きいのも素晴らしい。見えはそんなにいいわけじゃあないです。歪むし。でも倍率の高さで百難隠してます。

あといい点として、コンパクトカメラを作り慣れてる時期の製品だけあって動作が俊敏で比較的静かというのがあります。レンズの繰り出しもほとんどないんで、電源を入れてから動くまでが待たされないんすね。はらしょー。

で、これが最大のメリット。電源スイッチ兼用のモードダイヤルが背面にあるんで、「フラッシュを自動点灯させない設定で起動させる」がダイヤル一発でいけるんですね。

背面ダイヤルの図。中央ダイヤルが電源兼モード設定。オートデートは2019年を超えられるぞ!

これはねえ、フィルムコンパクトカメラを真面目に使いたいときの最大の問題「頼みもしないのにフラッシュが自動で光る」が起こらないんすよ。だいたい「電源を入れる→モードボタンを連打して発光禁止する」という操作が要求されるんですけど、これがないってだけで相当ストレスないです。光らせたいときは「自動発光させるようにダイヤルを回して起動」でOK。状態がひと目でわかるし、これはほんとうによいものです。油断すると手ぶれするけど、それよりも勝手に光らないことが大事。

よかったこと

80mm側でF7.3という「コンパクトにしては比較的マシな望遠側の明るさ」のおかげで、日中屋外ならふつーに望遠側を使えるんですね。あと地味にえらいのが、テレ側でも最短0.6mまで寄れること。当然視差が出るんでファインダーの見たままに写せず、見切れを予想しながら撮ることになるわけですが、それでもこの撮影倍率なら「ちょっと大きめな花」とかも普通に撮れます。

あと、オートデートが2019年を超えられる機種なのであと数年は日付入り写真が撮れます。そこにメリットある?とか聞くのは野暮。

惜しいところ

このカメラではオートフォーカスを動かすのに「赤外線アクティブ方式」てえのを使ってます。これはカメラから赤外線を飛ばして、反射して戻ってきた光を使って距離を計るわけですが、これ「ガラス越しの撮影」とかでちゃんと測距できなくなるんすよね。

ちょいお高いラインの機種だと、こういうエラーを回避するために「遠景モード」とかの「ピントを遠くに固定して撮影する」機能を乗せていたりするんですが、こいつには当然そんな洒落たものはないので「ガラスの向こうを撮るときはうまく写るかどうかわからん」という状態になります。ガラス面に近付けて撮れば測距エラーを起こして無限遠に設定されるような気もするんですけど、このへんは要検証。

実写の印象

悪くないです。まあテレ側がちょい甘いかなあと思わんでもないですが、許容範囲。ワイド側は絞りが開放寄りだと周囲がぐだつきますんで、日陰みたいなコントラスト落ち気味のところを撮るにはちょっと惜しいものの、全体を眺めて見る限りではしゃっきりして好感が持てる写りです。レンズ枚数少ないのがいい方に効いてるんでしょうね。

ワイド側。日付に漢字表記が入るの、Canon独特の演出です

望遠側。寄って撮ってる時のが好印象。

夜景もまあ頑張ればどうにか。油断するとブレます。まあしょうがない

おすすめ加減

そうですねえ、そもそも絶対的に国内で見かけないんでどうこう言えないんですけど、もし動く個体を引けるなら試してみても悪くないと思いますよ。廉価Autoboy系っていうとF系の単焦点モデルに注目が行きがちですけど、追加で望遠もついてきてまあまあちゃんと写る!っていう意味では十分楽しいのではないかと。

フィルムで写真を撮ることを見直す2024

ここまでのあらすじ

昨年の終わりぐらいから突発的にフィルム熱が発生し、 だいたいフィルム機材を処分した我が家にフィルム機材が数台ほど生えました。 この突発的熱狂具合は諸々冷静に見返してみる必要があるな?と思い、ここんとこのいきさつをざっとまとめてみる次第。

そもそもなんでフィルムを使わなくなったんだっけ

感材代がかからない

デジタルカメラが普及する最大のきっかけでもありますよね。 実際シャッターを押す心理的障壁はなくなりましたし、 その結果「押せなかったことによるエラー」は激減しました。

現像待ちがない・現像代がかからない

特に報道・商業の人だと「ラボに出して上がりを待つ」がなくなったのは大きいですよね。 あと報道の場合は電送が圧倒的に速くなりました。

ハンドリングが面倒

特にPCに連携させようとした場合、撮る→現像する→スキャンして取り込むというプロセスが地味に負担になります。 また、紙焼きで完結させようとした場合も作品向けだとラボをとの打ち合わせとか試行錯誤が必要で。

でもさ、今のデジタルカメラは高くなったじゃん?

業務で使うレベルの機材って、いつの間にかボディが「とりあえず50万持ってきて」って価格帯になってるじゃないすか。

レンズ合わせて初期コストに100万吹き飛ぶとかも珍しくないっすよね。ちょっとした中古車買えるぞ。

で、初心者向けミラーレスのキットも新品アンダー10万で揃えるのはなかなか難しく、とりあえず20万弱あれば選択肢が出てくるみたいな状態になってきつつあり。たけえよ。

機材代を回収するまでのライン、高くね?

となると、今まではなかったこういう疑問が出てくるわけです。買ったカメラはシャッターユニットが死ぬまで押しまくるぜ!って人であればボディに50万突っ込んで5万枚なり10万枚なり撮ってりゃそりゃ回収もできますけど、世間に流通してる「ちょっと綺麗な中古」って、だいたいシャッター回数数千ですよ。そうやって考えると、20万とか突っ込んでも回収できてなくね?と、なるわけで。

デジタルのデータハンドリング、地味にきつくね?

単純に数が増えたことによりセレクトなり見返す時間が増えてきつい・セレクト後に仕上げするのがしんどい。そして増えていくストレージのお守り。ディスク1発で数TBとか確保できるようになって比較的部屋の面積は食わなくなりましたが、今度は逆にディスクが死んだときのダメージがこわいし、じゃあクラウドに放り込んでしまえ!というのもあとで参照するのがしんどかったり探しだすコストが馬鹿にならない。ましてやサービス終了時にデータ引出すの、何日かかります?とか、そんな話すら出てくるわけですよ。

もしかして:フィルムにワンチャンあるのでは

で、ここに戻ると。確かに材料はクソ高い。現像も安くはない。でもとりあえず物理で残ってちゃんと保管しとけば存在を忘れられるじゃないですか。火事・水没の心配は残りますけど、少なくとも「いつ飛ぶかわからん」という不安よりはまだマシな気、しません?

フィルムのカメラ自体は安い

これ。「限定の綺麗なライカがほしい!」とか「やっぱりCONTAX T3が!」とか言い出さない限り数千円〜2・3万円くらいで本体の調達はできるし、「ちゃんとメンテされた機械式カメラが」という需要であっても、5万円前後出せば整備済みのNikon F2とか買えます。あと知人を伝って手に入れるルートもありますわね。レンズ?んなもん標準か広角1本ありゃいいでしょ。余裕あれば望遠1本くらい足してもいいけど、どうせ縛り要素が強いんだからレンズだって縛ってみてもいいんすよ。なんだったらレンズ固定式機械カメラとか行ってもいい。格好いいぞ!たまに失敗するけど!

また、限界を狙いたいなら1000円持ってハードオフジャンク箱から綺麗そうな不人気機種を拾ってくるという手もあります(本当に死んでるラインを見極める技量が必要なのでおすすめはしませんし、当然電池だのストラップだのの追加コストはかかります。マジ茨の道)。

そもそも、そんなに撮る?

で、ここ。「ちゃんとした写真を撮りたい」という気持ちでふつーのひとが1日うろついてとりあえず400枚撮るとか、案外できそうでできないんですよ。数撮るのってスキルの部分もあるんで。

それならばですよ、ちょっとした旅に出るときに、フィルム3本持って丁寧に撮ってきて、そこまで重要じゃなさそうなメモ的写真は全部スマホで終わらせたらどうでしょう。帰ってきて1本フィルム余るくらいの撮り方で用が足りるなら、現像代とフィルム代合わせて5000円前後くらい。現像してCD焼いて終わりにするならもうちょい安くなりますよね。カメラの初期コストが低く抑えられるなら「まあ高いけどわかる」ラインとも言えません?

「数撮るのはスマホに投げる」というデジカメ黎明期にはできなかった芸当のおかげで、実はフィルムに対する敷居も下がっていると言えなくもない!ような!たぶん気のせいだけどそういうことにしたい!

あと、カラーで撮らないって手もあるよね

正直昔を知ってると「店頭でカラーフィルム買おうとしたら2000円消える」ってのはちょっと怯むものがあるんですわ。実際リバーサルフィルムなんてちょっと覚悟しないと手を出せない価格になってますし、処理にかかる時間も以前のように「プロラボの窓口に出してお茶飲んで待つ」とかは無理な話になってて。

であればだ。どうせ時間かかるのは一緒と考えて、黒白メインで撮ったらどうでしょう。黒白フィルムならまだギリギリ1000円前後くらいで買えます。本当は自分で処理したほうがたのしいし安いけど、そこはあとのお楽しみにしてラボに出して待つこと一週間くらい。ちょうど「何撮ったっけ」くらいになった頃合いで「カラーでは見たことのない世界」の写真が手元に残るの、案外楽しくないすか。

あと、黒白で撮るメリットとして「スキャンが比較的やりやすい」というのもあります。単純な反転である程度絵として見えますからね。なんならスマホでやったっていい。凝ったらなんぼでも凝れるけど、まずは「思ってたより案外敷居が低いかも」というところを体験してみませんか。単純に物理で手元に残るの、楽しいっすよ。

スマートフォンカメラにおける「写実」の話

話の発端

iPhoneのカメラは13で『写実』を捨て『映え』を選択したのか「写真はサムネとして七色に輝く小さな宝石として楽しまれる」 - Togetter

最近のiPhoneで「写っている」ものがすでに「写実」を通り過ぎて「絵を描いている」って話がbuzzっていて、まあ実際最近のスマートフォンの出力って相当トーンをいじったりHDRがっつり効かせたりするよなー、と斜め読みしてはてぶにもそんな感じのコメント書いたわけですが。このまとめの主題はどっちかというと、後半でからぱた氏が語るところの

これ。「内部で現像するときに細かい線とか見えてないものをむりやり描いてね?」って話ですな。

超解像を通り越した謎解像は「写実」と呼べるのか問題

最近のAdobe CameraRAWにある「スーパー解像度」とか、DxOのDeepPRIMEみたいな「超解像」って、一応センサーが受けた像を基準にして、実際に写ってる線をクリーンにするとかそういう方向で見えを強化しているわけですよ。で、それを通り越して「文字っぽいものが見えてるので文字としてデモザイクする」って話になると、すでに写真というよりも今話題のAI絵描きに近いアプローチになってるんでないかと。

いや確かにレンズ通してセンサーに入ってるのは「素材」なんだからいい感じの「写真」に寄せた出力がボタン一発で出てくれればそれはそれでありがたい。とは思うんですが、さすがに細部の像そのものを描き直すというのは考えもつかなかった。マジか。

そういえば:美顔モードは「写実」ではないよなあ

そういえば、自撮りモードなんかもかなり顔をいじってくる機種がありますやね。肌色を良くしたりするあたりはまあいいんだけど、肌のキメが細かくなったりなんとなく輪郭線が変わったりするとさすがにおいちょっと待て。とはなる。でもこの辺がアリなんだとすれば遠景の文字が多少変わったとしても大勢に影響はないと言える…のか?なんかわかんなくなってきましたね。

許せる画像処理、許せない画像処理

たぶんここらへん、人によってだいぶ差があると思うんですよ。

スマートフォンで写真撮るときには「だいたいボタン一発でいい感じに写ってくれればヨシ!」なわけで、その「いい感じ」さえクリアしてればあんま不満もないわけですが、一昔前なら

  • 露出が合ってて
  • ピントが合ってて
  • 色がおかしなことになってない

程度でクリアできてたのがHDRとか強めの補正によって

  • レンズの歪みが全然ない
  • 影が強くない
  • 色が盛られている
  • 飛び潰れがない
  • 実際よりも肌艶がいい

あたりが追加されて、さらにコンピューティショナルフォトグラフィーの演算力で

  • なぜか顔の吹き出物が消えている
  • なぜか顔の輪郭線がすっきりしてる
  • なぜか遠景までくっきりしてるけど看板の文字が謎日本語

あたりに到達しつつあるのがいまここ。という理解でいいのかなあ。たぶん最初の3項目だけならあんま揉める要素はなかったと思うんですけども、2段階目あたりでちょっと違和感を持つ人が出始めて、3段目でおいちょっと待てになって現在に至ると。

レンズの歪みとかは「きれいに補正できるように歪んでいるレンズを設計して、簡素な計算ですっきり補正」ってアプローチもあるんでそんなに否定する要素もないと考えます。

が、レンズ抜けてセンサーに入ってる像を直接いじっちゃうのは、どうなんでしょね。ほぼリアルタイムでレタッチかけちゃうタイプのカメラアプリに慣れるとそこまで違和感なくなるのかなあ。わからんなあ。スマホのカメラアプリ屋さんはどう考えてるのか、一度聞いてみたい気はします。オチはない。

2018売った買った

例によってAmazonのリンクつきなので適当に踏んでもらえると漫画代くらいになります。

売った

Micro4/3機材一式

なんどめだシステム変更。GX7Mk3に更新するかどうか、ずっと迷っていたのですが後述のEF-Mへの乗り換えという方向に舵を取りました。

軽量であるとか4Kの動画が綺麗とか、いいところもたくさんあるシステムだったんですけど、スチル主体ならAPS-Cのが調子をいじりやすいって印象は変わらずでした。1インチセンサーコンパクト機に食指が伸びるもいまいち最後の決め手に欠ける、っていう状況と似てるとは思いますええ。

微妙に古いPENTAX AFレンズ群

後述の28-105導入と引き換えに、純粋軽量レンズで便利なF 35-80だけ残してごっそり処分しました。F 4/24-50とか、いいレンズだったんですけどね。残してるのはMFの単焦点を少々です。あ、FA100-300が残ってるか(人気もないし古すぎて値段がつかないのでそのままにしてある)。

買った

PENTAX K-1 MarkII(アップグレード)

予約しちまったんで、ええ。問題はいまだにCapture Oneで現像ができないことなんですが!!!メジャーバージョンアップに期待してたら最新の12でも対応入らなくてマジで困ってるのでとっとと対応入れてもらえませんかPhase Oneさん。

暫定的に他の現像ソフトで試してるものの、いまいちしっくりきてなくて難儀中。稼働率が上がらん。

HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

いずれ買おうと思ってたので八百富さんのバーゲンセールで調達。このレンズでカバーできる領域はこれだけあれば全部用事が足ります。どういう状況でも文句なく写る優等生レンズ。

EOS M5 ボディ & EF-M22mm F2 STM

22mmと一緒に中古で購入。元をたどるとEOS RのイベントでKissMをちょっと触って「あ、悪くないじゃん」って思ったのが始まりで、「KissMのRAWだとCapture One 11で対応がない」「ダイヤル操作主体ならM5のが楽」という理由での導入となりました。

これはねえ、とにかく22mmが良い!というところに尽きます。ちょっとビネットがあるんですが、「補正無しでほぼディストーションゼロの換算35mm軽量単焦点」って、すげえ価値がありますよ。これをつけたままならちょっとした高級コンパクトデジカメサイズなのもありがたいし、Capture Oneとの相性もかなり良いのであまり難しい調整をしなくてもだいたい絵が整うってのも素晴らしい。

難点があるとすると、「現代のAPS-C機とは思えない高感度域の弱さ」があります。センサーの基準感度が低めで、夜間スナップは意識的にオーバー目の露出を当てて現像時に絞ってやらないと低照度の場所はほぼパーフェクトに黒潰れを起こします。これは像面位相差センサーをつけたことによる弊害なんじゃないかなあと推測してますが、まさか3200が使えるかどうか微妙なラインになるとは思ってませんでした。下手するとMicro4/3より厳しいぞこれ。

Tokina AT-X 12-28 F4 PRO DX 12-28mm F4 (IF) ASPHERICAL

Tokinaのアウトレット品を購入。ディストーションが小さくて癖もなくて、あまり周辺が崩れたり光量落ちたりしないというただそれだけで文句ない良いレンズです。色収差はそれなりに出るのでRAW撮影+補正のできる現像ソフトは必須。あと、逆光耐性はちょっと根性ない部類に入るので要構図調整。

EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

機材売却時に下取り扱いにするために中古で購入。野球観戦用。ふつーに写る望遠ズームです。しかしEF-Sはプラスチックマウントのレンズばかりで嫌んなりますなあ。いくら精度はあると説得されても好きになれません。

LIFEBOOK S904/H 消耗品ほかメモ

完全に自分の備忘録エントリです。全然情報ないし、富士通公式のWebだとバッテリやACの型番表記がみつからないという(説明書pdfにも出てないでやんの)アレな状況なんでちょっと調べました。大間違いはないはずですが一応自己責任で調達してください。 基本的には民生モデルのSH90用が流用できる気配。同じガワですもんねえ。

ACアダプタ

富士通19Vのものなら基本装着可。自宅用途なら4.22Aのやつが物理的に大きくなるけど、ジャンク屋にだいたい置いてあって安いし容量に余裕がありあんま発熱しない、という点で安心な予感。なお純正はFMV-AC341C。軽くてかわいいけど高い。

バッテリー

標準添付は3セルのFMVNBP229Aなんだけど、実質2hくらいしか使えないくらいしょんぼりな容量なので、持ち運ぶ前提で使うなら6セルのFMVNBP234か、モバイルマルチベイに装着するタイプのFMVNBT36にするのが吉。

液晶

自前で交換する奴が早々いるとは思えないけども、SHARPのLQ133T1JW19が対応品。新品でも流通してるけど、中古パネルの扱いがあれば(2018/3時点ではGENOに在庫があった)そっちで買う方がお安くてよろしいですな。なんせ高解像度パネル、新品はそこそこいいお値段します。

CPUファン

DELTAのKDB05105HB-B208が適合品のようです。他モデルでの利用例も多いようで、比較的流通は豊富。$20から$40くらいで買えるのかな。

自宅用ノート更新:LIFEBOOK S904/H

導入

さて、年が明けて年度末が近付いてまいりましたが、年度末・新年度といえばリースアップPCの市場への放出ですね!

……つーわけで、うっかり軽い気持ちでヤフオク入札してたノートが落札できてしまったので、使えるところまでどうにか仕立てたという話です。

どんなノートなの

2014発売の富士通製薄型ノートで全部入りモバイル機枠に入る機種です。富士通は結構昔から13.3インチで光学ドライブ入り軽量モデルってのを作ってましたが、そういう系統に含まれる機種になります。

内容としてはHaswell世代のi5-4300UにHDD、オプションとして光学ドライブを積めて(うちのやつにはダミーのカバーがついてました。軽い)、液晶がSHARPIGZOパネルの高解像度もの。幅2560px表示とかできてすごいですね、最大解像度表示にすると正直何書いてあるのか読むのも厳しいレベルですよ。

ちょうどこの時期あたりから、富士通のこれとか東芝のKIRAとかVAIO Zとか、MBP Retinaへの対抗みたいな「高解像度液晶を積む仕様のノートPC」てのが流行ってきました。なんだかんだで解像度が上がってくトレンドは続いていますし、そのうち4K液晶が標準になってきたりするのかもしれませんね。

にしても。解像度はともかくとして、このあたりのノートから液晶の質が劇的に上がってきたのはとても良いことです(除くLet's Note)。やっぱりある程度でも色が読める液晶を積んでる機材は増えてくれたほうがいいですよ。皆幸せになれるもん。

販売時の訳あり項目

わたくしが全揃い美品なノートを素直に買う訳もなくてですね、今回は「メモリがオンボード2GBのみ・OSなし・BIOS起動まで確認」という仕様のものを落札しました。一応HDDもついてましたが、いかんせん7mmのHDDとか遅くてあまり実用にもならんので速攻で手持ちのSSDと交換してます。

不良イグレシアス!

ジャンク扱いノークレームノーリターンなんで地雷のひとつやふたつはあるだろ、と思っておりましたが、キーボードも綺麗だしファンもヘタれてないし傷もあまりない。あれ、当たりだった……?と思ってたらですね。

液晶画面の右端がたまに盛大に乱れる

という、結構残念な不良個体でした。液晶目当てだったんでこれは迂闊でしたorz

仕方がないので、中古の予備パネルを買ってきて交換しました。液晶ベゼルは爪で止まってるだけなので、ギターピックとか下敷きとかで丁寧に外していけば交換できます。下半身側をバラす必要はありません。えらい。

まずは使えるようにするよ

とりあえず認証を通さない状態でWindows10を入れて、BIOS上げ作業をさくっと完了。

その後、おもむろにバラしてSSDに積み変え。裏蓋のネジを全部外すだけで嫌な爪とかもなくすんなり全部見える状態まで開くので、換装はかなり簡単です。冷却系にもすぐアクセスできるので、グリスの塗り替えも楽ですね。NECは見習え(以前VersaProのサブノートでディスク交換するときにすげえ難儀しましてね。キーボード側から開けてディスク交換するタイプのノートは好きじゃないんだよなー)。

Linuxを突っ込むよ

そんでもって、認証通る機体だったのかどうかも検証せず即フォーマットしてLinuxを突っ込みました。最初Elementary OSを入れたんですが、ちょっと設定が気に食わなかったり細かい挙動が信用おけなかったんでKDE neonを導入。

Ubuntu16.04ベースに最新のKDEがほぼ素の状態で入っているディストリビューションってことで、重たいのかなーとか思っておりましたが、起動時のメモリ消費も1GBちょいだし、操作しててももっさり感はないしと、結構優秀なディストリビューションぽい気がしますよこれ?

ハマったところ

特にハマりどころらしいハマりどころはなかったです。インストーラは勝手知ったるUbuntu系のそれですし。あまり余計なアプリも入ってこないので、「いつもの作業環境」が決まってる人には楽といえるのではないでしょうか。

良かったところ

画面がそこそこ広くて高解像度なので、ちゃんとスケーリングかけて表示させてやれば「文字が綺麗でなおかつ広い作業エリアを得られる」てのはとてもよいです。縦方向の作業エリアの長さは正義。

あと、キーボードが薄くてぺなぺなしてるのにキータッチ自体は悪くなく、結構速めに打ってても変な取りこぼしとかがないのは優秀です。配列に癖もないですし、これはすばらしい。

微妙なところ

現在のデスクトップ環境ですと、KDE以外では小数点単位のスケーリングがいまいちしっくりこないので環境を選ぶってのが難です。恐らく近いうちに改善が入ってく要素でしょうから、あまり心配することもないですけど。あ、Windowsでしたら最近のWindows10にしておけばトラブルらしいトラブルもないんじゃないでしょうか。

あと、付属してきたバッテリが小型のものなため、省電力CPUを積んでいる割にあまり電池が持たないのも難。大バッテリにしたら重量がそれなりに行くし、このへんのバランスは微妙なところです。